2022.09.29身体の声を聴く
「負けない身体づくり」100の方法<その54>汗をかく!
【負けない身体づくり】とは、私たちの「なりたい姿を叶える身体」を妨げる病気、怪我、老化、ストレスなどに負けない身体と心をつくること。
子供のころから病気したことがない人、いつもどこも辛くない人、昔も今も不安を感じたことがない人・・・って、なかなかいません。
私は、何、ちょっぴり、元気じゃなかったり、辛いことがあったり、不安を感じたりして生きてきました。そんな私だから行っている「負けない身体づくり」100個の方法を伝えます。
「老化は細胞の働きが低下しただけで、細胞が老化するのではない!」と41番目のTipsに書きました。でも実際は、誕生日に年齢は増えるし、健康診断の数値も気になります。20代の時のままとはいかないのです。
注目したいのは「細胞」。老化するもしないも「細胞」次第ってことです。なぜなら、身体の最小単位が細胞だからです。骨も筋肉も血液もなにもかもが細胞から出来ています。
この細胞が生まれて死んでを繰り返しています。細胞を一つの個体でみると栄養摂って、使って、老廃物を出しています。老廃物は身体に必要ないものもあれば、細胞が使った後のものもあるということです。しかし、どちらも身体にとっては不要なので排出されます。
毎日、老廃物の排出(デトックス)をすることで、細胞が健康で元気でいられるのです。
53番目の方法で伝えた「良い水を飲む」の後にお奨めしたいのが、54番目の「汗をかく」です。
老廃物を排出する方法は
などの老廃物を排出する方法がありますが、積極的に行えるのが「汗をかく」ことです。
汗には出てくる汗腺の種類によって2種類があります。
1つはエクリン腺、もう1つはアポクリン腺です。
エクリン腺とは全身にある汗腺で、このエクリン腺から出る汗はサラサラとしており強い臭いはありません。
逆にアポクリン腺は脇の下などのきまった部分にのみ存在する汗腺で、このアポクリン腺から出る汗は白っぽく粘り気があり、たんぱく質や鉄分が含まれているので臭いがする方もいます。
汗には汗腺のみから出るサラサラした汗と、汗腺と皮脂腺の両方からじんわりと出るベタベタした汗があります。
老廃物を排出する作用があるのは、ベタベタした汗のほうですが、たくさんの汗をかいても汗腺からは水分とミネラルが出るだけで老廃物は排出されにくく、老廃物は毛穴にある皮脂腺から排出されるそうです。
サウナや岩盤浴では、吹き出すような汗が出ることがありますが、ほとんどがサラサラした汗です。ぬるめのお湯での半身浴や、軽い運動をして出る汗が、ベタベタした汗になります。
発汗を促し、新陳代謝を上げて、老廃物を排出する汗をかくためには、ウォーキングやストレッチ、ヨガ等を行い、じんわりと汗をかくのがおススメです。
運動を行うことによって、皮脂腺の働きが活発化します。更に、運動には、成長ホルモンの分泌を促す効果も期待できます。
老廃物を排出する汗をかくには、さらに運動を続け、汗腺から汗を出し尽くした後、体温を下げるために、皮脂腺から分泌される皮脂を指します。この皮脂を通して身体内の様々な毒素が排出され、デトックスになります。
皮脂腺から老廃物を排出するのは難しいそうです。皮脂腺は簡単には開かないからだそうです。通常、マラソンを30km以上走行した時やエアロビックスを2時間以上続けて初めて、皮脂腺から汗が出ると言われています。
そんな運動を行うのは難しいので、日頃から運動やお風呂に入って、皮脂腺の出口(毛穴)を開きやすくすることが大切です。
老廃物を排出する汗をかくためのお風呂の入り方のポイントは
体質的に汗をかきやすい方もいますが、そうでない方もいます。
私は汗をかきにくい体質だったので、身体に熱がこもりやすく、老廃物が排出しにくい身体でした。そのせいか、熱中症になりやすいし、むくみやすいし、アレルギーなどの症状も出やすいようでした。
逆に、汗をかきやすい人は、汗による肌トラブル(あせも、あせかぶれなど)や臭いなどが気になったり、見た目や印象が悪いと悩む方もいます。
なので、単純に、「汗をかいて老廃物を排出しましょう」と言っても、困ってしまう方もいますから、「負けない身体づくり」の方法としてお奨めします。
老廃物の排出(デトックス)の方法は、他に運動や食事、水でも行えます。
また、施術という方法もあります。
「身体の声を聴くオルゴンリンパ整体」では、骨格や筋肉のバランスを整え、“指1本ずつ”の末梢(指先)の詰まりを取り除きます。体内の毒素や老廃物を排出(デトックス)し、滞っていた血液やリンパ液、ホルモン分泌が巡らせ、細胞の活性化を促します。