2021.01.28チベット体操とチャクラ
歩くだけで「もののけ姫」になれるかも! 整体師、チャクラ調整師、チベット体操講師の気づき
旅行では、いつもいけないところに行きたいと思うので、街中よりも自然豊かな場所に行きたいと思います。ずっと行きたいと思っていた「熊野古道」もその一つです。
熊野古道のツアーパンフレットには、「初級ハイキング」と書いてありました。「山登り」とか「ハイキング」をしたことがない私は、初級とはどういうレベルなのか、ウォーキングとどう違うのか分かりませんでした。
そこで、旅行会社に尋ねてみました。
「ハイキングは、山登りと違って、登る・下る道が少なくて、服装や持ち物などの装備も多くありません。初級ハイキングの場合は距離もそれほどなくて、平たんな道が多いです。でも、舗装されていない山道や石畳などを歩くので、靴は滑りにくくて歩きやすいものがいいです。また、体温調節が出来るような服装で、移動中に補給できる水や携行食を持てるようなリュックがあった方がいいです」とのことでした。
なんとなく、初級ハイキングのイメージが出来ました。
さて、実際に熊野古道を歩き始めました。
私がイメージした「ハイキング」は、道を歩きながら、周りの木々をや草花を見て楽しみ、森林浴に癒されるというもの。「リフレッシュ」「ストレス解消」する旅という感じでした。
しかし実際の山道は、土と石と木の根の道。平坦な道もありますが、石や木の根が這い出たでこぼこ道、石が階段状に敷かれた道、そして広い道や狭い道もありました。
だから、周りを見ながら歩くなんてもってのほか。そんな余裕はありませんでした。足元を見ながら、転ばないように、滑らないように、全身でバランスをとりながら歩きました。
「バランスをとって歩く」とは、まさに体幹を使って歩くことでした。腹筋、背筋、下半身の筋肉、腕の筋肉などインナーマッスルを全て使かわないとバランスを崩してしまいます。
ただ歩くだけなのに、体幹が鍛えられるエクササイズだと思いました。
足元を見ながらバランスをとって歩いていると、ずっと地面しかみてないことになります。
「せっかくの熊野古道が満喫できないなんて悲しい」と思って歩いてると、語り部という案内人が立ち止まって、熊野古道や神社、神話、そして生えている木や草花の説明をしてくれました。
また、「ここはイノシシが通った道。イノシシの水浴びの場所」という説明もあり、「確かに、もののけ姫の舞台だわ。あの逞しいもののけ姫は、こういう場所で鍛えられたんだ」と思いました。
つまり「初級ハイキングはもののけ姫エクササイズだわ」と思いました。
立ち止まって道の周りを見渡すと、道の両端は色んな木々の林や森が広がります。杉やヒノキなどの背の高い木の下の道は、日陰になり、下草や小さな花が咲いていました。
足元を見ながらも、木漏れ日に気が付いたり、木々の匂いの変化に気が付いたりすると、すがすがしい空気で満ち溢れていることを実感できます。
チベット体操や龍ワークで感じるエネルギーチャージと同じような感覚、清々しい感覚や細胞が再生されるような満たされる感覚も得られました。
立ち止まり、光と風と空気を感じる。「ここは美しい」「なんか心地よい」と思うと、熊野古道を歩き始めた時に語り部が教えてくれた「熊野は黄泉がえりの地」を思い出しました。
熊野古道ハイキングは、「一歩一歩がよみがえり(再生)の歩み」。身体にも心にもエネルギーにも嬉しいエクササイズだなと思いました。
これからの「チベット体操」「身体の声を聴くオルゴンリンパ整体」で、この感覚を活かしていきたいと思います。