2020.10.15自分でできるセルフメンテナンス
「負けない身体づくり」100の方法<その6>なぜ早寝? 整体師、チベット体操講師としての体験と発見を書きます
【負けない身体づくり】とは、私たちの「なりたい姿を叶える身体」を妨げる病気、怪我、老化、ストレスなどに負けない身体と心をつくること。
子供のころから病気したことがない人、いつもどこも辛くない人、昔も今も不安を感じたことがない人・・・って、なかなかいません。
私は、何か、ちょっぴり、元気じゃなかったり、辛いことがあったり、不安を感じたりして生きてきました。そんな私だから行っている「負けない身体づくり」100個の方法を伝えます。
100の方法の6番目は、「負けない身体になる」ための土台作りです。それは、「一日の生活を振り返る」こと。
朝の目覚めから、夜眠るところまでを振り返ってみましょう。
私が行ったのは、一日のスケジュールをメモに書き出す方法。
毎日同じ生活をしているわけではないので、「今日はこれもあったんだ」「明日は全然違うスケジュールだ」となります。それは普通のことなので、なんなく通常の日の行動を書き出します。
通常のスケジュールが2つ、3つなどいくつもある場合(例えば曜日ごとに仕事が違ったり、習い事があったり)は、それも通常の日として書き出します。
私はメモに書き出すのは好きなのですが、細かく書くのは苦手なので、かなり大雑把に書き出しました。書き出し方は時間と行動だけで、それ以外は自由に書き出してみて下さい。
書き出した一日のスケジュール表を眺めてみます。そして、「負けない身体になる生活なの?」と自問してみましょう。
など。
私が目指しているのは、病気、けが、老化、ストレスに「負けない身体と心」です。これを叶えるために、時間が重要です。
なぜなら、細胞や臓器には回復する時間があるからです。私たちの身体は約37兆個の細胞でできています。その一つひとつが生き物として活動しています。生まれて、活動して、死んでいく、また新しい細胞が生まれる。という再生サイクルを繰り返しています。色んな臓器や組織は約1年間ですべてが再生されます。一部に再生されない細胞があるので、全く同じ身体に再生されるということではありません。
私たちには、一日の周期でリズムを刻む「体内時計」が生まれつき備わっています。体内時計の働きによって、日中は活動し、夜は眠るという生活を行っています。
負けない身体づくりに欠かせないのが、細胞の再生です。各臓器が修復される時間帯を紹介します。
《臓器時計》
3:00- 5:00 肺
5:00- 7:00 大腸
7:00- 9:00 胃
9:00-11:00 脾臓
11:00-13:00 心臓
13:00-15:00 小腸
15:00-17:00 膀胱
17:00-19:00 腎臓
19:00-21:00 心包経(血液循環調整)
21:00-23:00 三焦経(リンパの調整)
23:00- 1:00 胆のう
1:00- 3:00 肝臓
私が注目したのは、1時から3時の「肝臓」の時間です。
この時間に、その日の自分を解毒し、たまったものを分解します。
体内の有害物質や老廃物を排出して身体に害を及ぼさないようにするためには、「肝臓」がしっかり働いて解毒してくれることが必要です。
病気、けが、老化、ストレスに負けない身体になるには、細胞の再生だけでなく、免疫力が高いことも必要です。ウィルスや細菌に対抗するためには免疫細胞の力が必要なのです。
肝臓の修復だけでなく、免疫力、ホルモンの調整、お肌の回復などの修復時間も考えると、12時には寝て、1時には熟睡していることが必要です。
私はこの臓器時計のことを知ってから、11時に寝るようにしました。なぜなら、肝臓の前にある胆のうの修復も一緒に叶えたいし、12時寝るように行動していたら「もう1時になっちゃった」なんてもこともあるからです。
なりたいもんのお客様に、「11時には寝る」ことをお奨めしています。
しかし、
とおっしゃる方もいます。
毎日でなくてもいいのです。そして、眠れなくてもいいから、身体を寝かしてください。「骨休め」という言葉の通りに、布団やマットに背骨を寝かして休ませてください。それだけでも、身体は休まります。
どんなに難しそうでも、まずは一歩。始めることが大切です。まずは今日から11時寝るようにして見て下さい。自分の「なりたい姿」に近づく一歩です。