2020.05.28身体の声を聴く
「早口」のパンチ攻撃に負けない身体になる/墨田な区東向島の整体師&予防医療診断士&チベット体操講師
前回Tipsで書いた「あなたの当たり前が私を傷つける?-簡単-」では、職場での上司とスタッフのことを書きました。自分の「当たり前」が他人の「当たり前」であると考えて、自分ではわからないうちに相手を傷つけてしまうことがあるという話でした。
「当たり前の日常」とか「当たり前に動ける」とか、当たり前なことは軽視されがちですが、すごく貴重なものだったり、Tipsで書いたように危険なものだったりするのです。
今回のテーマは「早口」。これは、お客様との会話を通して気づいたことであり、私が体験した「当たり前が傷つける」ことです。
私は最初に気が付いたのはお客様の身体の変化。「辛く」「分からない」「頭がごちゃごちゃ」などとおっしゃるお客様の多くが、ある部分を不調にしていたのです。それは「第7チャクラ」であり、頭頂部のツボ「百会」でした。
ここが不調な方は、すごく焦っていたり、たくさんのことを抱えていたり、優先順位が付けられなくなっていたり、ちょっとパニックな状態でした。
このお客様に話を伺うと、色んなことをたくさん言われているということでした。そして、言う人はたくさんのことを伝えるために早口になっているようでした。
実際、私がお客様と同じように、早口で説明されて耳をふさぎたくなる経験をしました。この時の私の状態は
つまり、優先順位をつけたり、誰かに依頼したり、経験を活かしたりすることが出来ないという「泡食った状態」だったのです。
そんな時に、
などと、早口で、色んなこと・やり方を指示したり、アドバイスされたのです。
私は「どうやろうか」「どうしたら上手くいくか」と不安と緊張で、頭の中がパンパンになっていたので、早口で言われたことは全く頭に入らず、理解できませんでした。とても丁寧に説明してくれたのだと思うのですが、私には言葉が流れていくだけで、全く理解できませんでした。
それどころか、私の不安と緊張はさらに増して、手足が冷たく鳴ったり、息が苦しくなったり、気持ち悪くなったりして、どんどん考えがまとまらなくなってしまいました。そして「私には、ダメなんじゃないかな、無理なんじゃないかな」とネガティブになってきました。
早口の言葉は、私にとっては「ボクサーのパンチ」のようでした。言葉のパンチに殴られるだけの「サンドバック」のような感じです。
早口で指導・アドバイスしてくれた方は、親切心や仕事の一つとして「当たり前」のことを行っただけなのでしょうが、言われた方は傷ついてしまいました。
「早口」の言葉を浴びせられ、その内容に理解できなかった時、あなたはどうなっていましたか?
上記の反応はバラバラのようですが、身体の中ではどれも「防御&攻撃活動」しています。「早口」のパンチ攻撃から身を守ろうとしているんですね。
身体は、緊張モードなので、脳が活性化、心拍数増加、自律神経は交感神経が働き、内臓の働きは低下します。
この状態が一瞬ならいいのですが、繰り返されたり、気持ちを切り替えられなかったりすると、精神も肉体も疲れてしまいます。そして、「疲れたよ」「苦しいよ」「辛いよ」「もうヤダよ」と悲鳴を上げます。
色んなところが痛み出したり、腰痛、肩こり、吐き気、めまい、冷え、脱力感、息苦しさ、ドライアイ、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状、睡眠障害などなど・・・。
なりたいもんでは、お客様のカウンセリングで身体の悲鳴・声を聴き、施術でチャクラの乱れという身体の声も聴きます。
「早口」のパンチ攻撃に「防御&攻撃活動」している心と身体を施術することで、お客様本来のリラックス&スッキリした身体を取り戻してもらいます。
お客様に「早口」のパンチ攻撃に負けない身体になってもらうことが、なりたいもんの目指す施術です