2019.12.23身体の声を聴く
身体のゆがみを招く骨がある?不調に負けない身体になる! 墨田区の整体師&予防医療診断士&チベット体操講師のアドバイス
テレビの健康番組を見ていて「この骨がずれていると全身のゆがみを招くんですよ」という発言にびっくりそんな骨があるのかと真剣に見ました。その骨は「距骨」でした。
「距骨」とは足首の中で一番上の部分に位置し、下腿(脛骨・腓骨)の骨と関節を構成しています。そして、立ち座り、歩くという動きができるのはこの骨のおかげです。足を支えている骨ということは身体を支えている骨ということ。だから、この骨がずれたりゆがんだりすると、全身に影響が及ぶのです。
距骨はゆがむとはどういうことか?骨は隣の骨と一緒に動く関節の働きをします。動いたら元の位置に戻るのが正常な状態ですが、動き方や姿勢によって骨に負荷がかかりすぎると、そのまま「ゆがみ」になってしまうことがあります。
このゆがみのタイプは人によってさまざま。内・外・前・後、さらには、左右差や複合的なタイプがあります。その方向によって全身のバランスが崩れ、症状となって表れるのです。例えば、
・・・などの不調が出やすくなります。
ゆがみの怖い所は、ゆがんだところだけに症状が出るのではなく、バランスをとるために作ってしまうゆがみがあること。ゆがみの連鎖が起こることです。ですから、距骨のゆがみで心配されるのは、上記の足や腰のトラブルだけにとどまりません。
では、自分の距骨の状態をチェックしてみましょう。
1.鏡の前に立って、膝の皿の向きをチェック
a)膝の皿が内側を向いている→内向きタイプ
b)膝の皿が外側を向いている→外向きタイプ
2.椅子から立ち上がる時
a)太ももの外側に力が入る→内向きタイプ
b)太ももの内側に力が入る→外向きタイプ
3.足を肩幅に開いてしゃがむ
a)かかとをつけたまましゃがめる→後傾タイプ
b)かかとが浮いてしまう→前傾タイプ
4.机に向かって本を読む時の姿勢
a)腰が沿って、頭が下がる→後傾タイプ
b)猫背のようになる→前傾タイプ
いかがですか?どれかに当てはまりますか?
骨格のゆがみについては整体学校で習い、健康番組やサイトで最新情報をチェックしています。「なるほど!」「そんな方法が?」と思ったことは自分の身体で試して、その効果や体感を検証します。
距骨のセルフチェックもやってみました。実はずっと気になっている骨だったのです。そうしたら、私は「後傾+内向きタイプ」のようでもあり、「後傾+外向きタイプ」ようでもありそう・・・。たぶん、右足と左足でタイプが違うのかもしれないと思いました。
セルフチェックでは、距骨にゆがみがありそうなこととは分かりました。しかし、「確かにゆがみとその方向が分かった」とは言えないと思いました。
なりたいもんで行っている「ゆがみチェック」で最初に行うのが、セルフチェックのような身体の動きを見ることです。私はこの動きでゆがみによる身体への影響をチェックしています。しかし、これだけで「確かにゆがみがあること」「どこがどのようにゆがんでいるのか」を確認することはできません。
なりたいもんの「ゆがみチェック」は
以上の4つのチェックを行います。
ゆがみによる身体への影響は、こり、痛み、しびれだけでなく、冷えや頭痛、自律神経障害などの多岐にわたります。だから、「ゆがんでるな」と思って放っておくと、辛い症状がでたり、色んな症状がでたりします。
大切なのは、「ゆがんでいるな」と思ったら、セルフチェックだけでなく正しくチェックすることです。
「距骨は立つ・歩くに必要な骨」なので、これがゆがむと日常生活に支障が出ます。それは、立つ・歩くための足だけにでるのではなく、全身に至ります。
つまり、今自覚している症状(例えば、腰痛、膝痛、肩こり、頭痛、足裏痛、冷え、生理痛、更年期障害、眼精疲労など)も距骨のゆがみが原因になっている場合もあります。
距骨のゆがみに負けない身体になるために、私が行っているのは「身体の声を聴くオルゴンリンパ整体」。
この整体は、身体の声を聴いてゆがみとその影響しているところを見つけます。そして、血管の老廃物詰まりを取り除き、身体の末端の細胞まで血液を届けられる身体にしていきます。ゆがみが整うと、身体の隅々まで血液・リンパ・神経が行き渡り、健康で軽やかに動く身体にしてくれます。
私が行っている「負けない身体になる方法」の1つがウォーキング。軽やかに歩いて健康で元気に過ごせるようにゆがみケアしていきましょうと