2019.12.06自分でできるセルフメンテナンス
仕事、家事、育児、介護…「疲れてもうヤダ!」って時に読んでほしい 病気・けが・老化・ストレスに「負けない身体になる」を目指す墨田区の整体師&予防医療診断士&チベット体操講師
NHK朝の連ドラ「スカーレット」を見ていますか?このドラマでは、主人公の前向きな考え方や忍耐強さ、そして心の広さとやさしさに感動しています。
その主人公が師匠とする絵付師の深野先生の素晴らしさにも感動しました。それは、先日の放送で深野先生の過去や絵付師になった話です。
深野先生は子供のころ、家族や友人が欲しいものや喜ぶものを描いていたそうです。しかし、戦争中は戦っている絵を描き、戦後は描きたくなくなってしまったそうです。でも、ある時、絵付けされた火鉢を見て、戦争が終わった、豊かな時代が来たと思ったそうです。そして、火鉢の絵付師になったそうです。
深野先生が集中して絵を描いている時は、にやにやと笑ってしまうそうです。その理由は、描かれた絵を見て喜ぶ人たちの姿を想像すると嬉しくなるからだそうです。
この言葉を聴いたとき、私は自分の施術という仕事が、「目の前のお客様のためだけのものではない」と気づきました。お客様の辛い症状が楽になって、笑顔になったり、楽に動けるようになると、このお客様の家族や職場の人、友人などに笑顔で接して頂けます。
そうすると、家族、職場の人、友人たちも笑顔になれます。
私の仕事は、「目の前のお客様を笑顔するためでなく、その先の人たちも笑顔にする仕事なのだ」と思えました。
私は整体師を目指したのは、「辛い症状を楽にしたい」と思ったから。子供のころからアレルギーなどの辛い症状に悩まされていたので、自分と同じように苦しんだり辛い思いをしている方を楽にしたいと思ったからです。
だから、何のために施術するのかといえば、「目の前のお客様の辛い症状を楽にするため」でした。でも、深野先生の言葉を聴いて「目の前のお客様だけでなく、周りの方も笑顔にするため」だと思いました。
「笑顔の先の笑顔のために施術する」そう考えたら、「私は幸せな仕事をしているんだな」と思えて、スーッと身体が軽くなり、身体が温かく感じられました。
心と身体は繋がっています。心が変わると身体はそれに応じて変わるのです。そのことを改めて実感しました。
皆さんの仕事もそうですよね。今やっている事はその先にいる人たちを楽にしたり、喜ばせたり、笑顔にするもの。
「仕事が辛くてもうヤダ」と思って、身体に痛みやコリ、だるさ、冷えなどの症状が出ていたら、「笑顔の先の笑顔」を思い浮かべてみてください。
例えば、
目の前のことの一生懸命になると、身体が前かがみ(猫背)になって、呼吸が浅くなり、緊張して疲労が溜まりやすくなります。そうなると、「もうヤダ疲れた」ってなりがちです。
そうなった時は、ちょっと目線を上げて深呼吸する。そして、「笑顔の先の笑顔」を思い描いてみる。すると、ちょっと心が温かく軽くなって、身体も温かく軽くなると思います。
簡単で、幸せになれるセルフメンテナンスです。