2018.12.07教えて!こんなとき
軽い頭痛なら薬がなくても過ごせますが、ひどい方は痛みだけでなく吐き気まで起こしてしまうので頭痛薬が手放せない方もいらっしゃいます。
きっと、ぎりぎりまで我慢されているのですね。
私も、できるだけ薬には頼りたくないので、こんな風に対応しています。
頭痛薬の役割は「鎮痛」。
ロキソニンやボルタレンといった鎮痛薬は、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる薬で、血管を収縮させて痛みを抑えています。(注)
この「血管を収縮させて」というのが怖いのです。
血管を収縮させるということは血流が低下するということ。つまり、身体を冷やすことになります。
頭痛薬を常用する怖さはまだあります。
●常用していると脳が敏感になって、普通の刺激が痛いと感じてしまう状態になります。
●薬の血中濃度が減少すると頭痛が起きるようになります。
注)2016年3月 厚生労働省医薬の発表した「重大な副作用」の項目。ロキソニンに「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追加するように改訂指示。
頭痛薬に頼らないでセルフメンテナンスするには、まずは自分の頭痛について知らなければなりません。
ご自身の頭痛を知って、「薬に頼らない+頭痛に負けない身体」を目指しましょう!
《頭痛チェック》
a)頭が締め付けられる痛みがある
a)首筋や後頭部に痛みを感じる
a)夕方に痛みを感じることが多い
a)だるさやめまいを伴う
b)季節の変わり目に起こることが多い
b)ズキンズキンした拍動性の痛みがある
b)光や音が不快に感じる
b)目の前がチカチカしたり、吐き気を感じる
c)目が充血したり、涙が止まらない症状が伴う
c)夜中突発的に起こることが多い
c)眼の奥や側頭部に痛みを感じる
c)お酒でひどくなる
=あなたの頭痛タイプは=
aの多い方は、緊張型頭痛
bの多い方は、片頭痛
cの多い方は、群発頭痛
abcが混在している方は、混在型頭痛
ご自身の頭痛タイプが分かったところで、それぞれのセルフメンテナンスをしましょう。
この方法は、痛みがひどくなる前に行って下さい。
a)緊張型頭痛→マッサージする、肩から首を温める
b)片頭痛 →安静にする、頭を冷やす
c)群発頭痛 →お酒・タバコを避ける、頭を冷やす
なお、頭痛は脳の病気のサインの場合もありますから、症状が酷い方は医師の診断を受けて下さい。
先ほどの頭痛タイプ別セルフメンテナンスは、対処法です。
頭痛がひどくなりがちな方は、そもそも頭痛になりたくないですよね。
そんな方には、頭痛になりそうだなという時の「事前メンテナンス」を伝えたいし、酷い頭痛にならない「負けない身体」になって頂きたいです。
どの頭痛も、血液・リンパの滞りが原因の1つにあります。
ですから頭痛だけでなく、肩こり、首コリも同時に抱えています。
サロンでは、頭蓋骨や首の矯正とともに、頭と首のしこりやリンパ詰まりをとって、体内循環の正常化を促します。
また、左右どちらかの首にコリがあるのか、眼精疲労があるのかなどのチェックをするとこで「事前セルフメンテナンス」を伝えます。
これ以外にも、頭痛の原因は人それぞれ。姿勢や疲労、メンタルの場合もあります。
そういう頭痛の引き金を身体に聴くことで「頭痛に負けない身体」を目指します。