2018.12.04自分でできるセルフメンテナンス
「腕が上がりにくい」「肩こり」「首の痛み・つっぱり感」「背中や肩甲骨内側の痛み・コリ」「腕のしびれ」といった症状の方は、胸郭出口症候群の疑いがあります。
ストレッチで硬くなった筋肉を緩めましょう。
ストレッチは無理せず、2~3日に1回でもOK!
長時間のワープロ打ちや書類書き、スマホなどにより首や胸の筋肉が硬くなり、硬くなった筋肉が首と鎖骨の境界付近にある腕神経叢および鎖骨下動脈、腋下動脈を圧迫することによって生じる症状。
●主な症状・・・首肩こり、首・肩・腕の痛み、しびれ、脱力感、冷感
●10代~40代に多く、特に20代女性に最も多い
●圧迫され部位により次の3つに分類されます
①斜角筋症候群 ②肋鎖症候群 ③小胸筋症候群
手の薬指、小指にしびれや痛みがおき、握力も弱くなる。
なで肩の女性に多く見られ、長く肩を下げていると症状 が悪化する。
指先に軽いしびれと血行不良をおこす。
疲労、姿勢などの変化で肩が下がるとおこりやすい。
指先に血行障害、しびれや痛みが起こす。
腕を上げたり(バンザイ)、つり革につかまるような体勢をとると腕がしびれる。
サロンでは、症状のある筋肉をチェックして、お客様に必要なストレッチを選びます。
しかし、選ばずに全部やって頂くと、全体的にほぐれて症状が緩和します。
胸郭出口症候群を放っておくと辛くなるので、セルフメンテナンスをして悪化しないようにしましょう。
1)腕を頭の上へ挙げ、ぐ~っと伸びをする
2)肘を曲げたまま、肘で円を描くように回す
1)仰向けに寝て、片方の腕(a)を腰の下に入れる
2)その腕と反対側(b)の肩に、顔を上に向けたまま耳を近づけるように首を傾ける
3)反対側(b)の腕で、傾けた頭側(a)の耳の上を押さえ、引っ張る
1)柱か壁に肘を90度曲げ(伸ばしてもよい)腕はまっすぐ横にする(肩も肘も90度)
2)腕の力を抜き、上げた手と反対側の足を前に出し体重を前に移動
3)胸の筋肉を20~30秒間じわっ~と伸ばす
プラス:腕の高さを変えて伸ばすのもオススメ
1)腕をあげて柱の上の方に手をつく
2)上げた手と同じ方の足を引き、腰も後ろに引きながら体を前屈させる
プラス:頭も下げるともっとキク
1)腕をあげて柱の上の方に手をつく
2)上げた手と同じ方の足を引き、腰も後ろに引きながら体を前屈させる
プラス:頭も下げるともっとキク
「首が痛くて」「腕がだるくて」「手にしびれがあって」とおっしゃる方や、単なる首・肩こりではなく「胸郭出口症候群」の疑いのある方は、身体の声を聴いてチェックします。
筋肉だけでなく骨格のゆがみもある方が多く、姿勢や生活習慣(スマホ使用や下を向く作業など)も伺って、しっかりとメンテナンスしていきます。
ここで紹介したストレッチは、施術後の良い状態をキープするためにもオススメしています。